先日、神戸新聞にこんな記事が載りました。
不合格が2・6倍増に 定時制高の再募集試験
4月に実施された2010年度の定時制高校再募集試験で、不合格者は09年度比で2・6倍増の45人だったことが分かった。17日に開かれた県議会文教常任委員会でも、この問題が取り上げられた。
県教委によると、県内の定時制高校(多部制を含む)は25校1分校40学科。10年度は1次試験と再募集試験(19校実施)とも、09年度より競争率が上昇した。再募集試験では、09年度の不合格者は17人だったが、10年度は45人に達した。
高見忠之・高校教育課長は「経済状況は進路にどう影響したのか、募集定員が適正だったか、中学校の進路指導はどうだったか‐など背景を分析し、来年度に向け対応を検討したい」としている。
不況が長引いていることなどから、公立定時制高校の入学希望者は増える傾向にあり、募集定員に占める合格者の割合「充足率」は10年度、93・5%。この5年間で12・5ポイントも上がっている。
定時制高校は、生徒に就学を補償する場として「セーフティーネット」の役割を果たしているともされ、入試での不合格者増加は、全国的にも問題となっている。(中島摩子)(2010/05/19 10:52)
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ところが、兵庫県教委は、定時制の川西・宝塚の県立高校(分校)と伊丹市立高校の3校の統廃合を決めてしまったのです。
定時制はさまざまな困難をかかえる生徒の「最後の砦」。
それをなくすとは、冷たい教育行政です。
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