6ch月曜8時のクイズ番組「Qさま」をご存知ですか?
バライティー系クイズ番組で、番組からの漢検挑戦などで視聴率を獲得してきました。
関西出身のロザン宇治原などは、
この番組でクイズ王ヒール役というキャラを確立するなどの人気番組です。
しかし、今年になって、「橋下人気」にあやかってか、
新聞の番組欄に「橋下ガール」、「石原軍団VS橋下軍団」などの活字が躍るようになりました。
「東京〇〇」VS「大阪〇〇」というようなシミュレーションでも、
石原、橋下両氏の顔写真を出しています。
7日の放送では、クイズそのものが「橋下迎合」といえるものでした。
以下、クイズ内容です。
(Q)「橋下市長の府知事時代から現在までに「増えた・上がった」ものは?」で、
回答者は、次の11項目から「増えた・上がった」ものを選べば〇、
「減った・下がった」ものは×。不正解は1項目のみです。
(A)①歳入額
②全国学力テスト順位(小学校)
③警察官の数
④情報公開度
⑤防犯カメラ設置台数
⑥不妊治療費助成金
⑦完全失業率
⑧生活保護受給者数
⑨私立高校の進学希望者数
⑩覚せい剤検挙率
⑪君が代府起立による処分数
不正解は⑦完全失業率ということでした。
回答者はアトランダムに「正解」を選ぶわけですが、
視聴者にとっては「サブリミナル効果」が与えられる可能性が強いと感じました。
つまり、
①歳入額も増えたことで、
⑥不妊治療受給助成金や、
⑧生活保護受給者数も増え、
⑦完全失業率も下がった。
②全国学力テスト順位も上がり、
⑨私立高校の進学希望者数も増えてきた。
③警察官も増やし、
⑤防犯カメラ設置台数を増やす中で、
⑩覚せい剤検挙率も上がり、
⑪君が代不起立による処分者数も増えています。
でも、④情報公開度は上がっています。
これは、ひとつのストーリーですが、矢継ぎ早の質問と回答を聞いていると、
「下がった」⑦も、「増えた」⑪も、すべて、評価につながる印象を与えていると言えます。
橋下「政治」へ無批判的迎合だけでなく、
こうした立場は公共放送としての見識が問われると感じます。
みなさんはどう思われますか?
以前から関西VS関東はありました。あと京大VS東大もかな。大阪VS東京というのは確か比較的最近だと思います。
番組ではいつも統計クイズでは、大阪や関西のネガティブ、マイナスイメージを答えさせる問題が多いように私は思います。不名誉なものとか犯罪ワーストとかなぜか多いです。逆に東京や関東についてはポジティブ、プラスイメージの問題が多く、ベストを答えさせるのが多いような気がしていました。
今回の生活保護や覚せい剤は必ずしも橋下へのプラスイメージのようには思いませんでした。むしろマイナスイメージでは?国歌斉唱起立も良い物でしょうか…。ただ他は持ち上げてるかもしれませんが。
確かに番組は橋下へ無批判的で、迎合していると取れないことはないと思います。報道でもそういうものがありますし。ただ橋下批判的な報道もちゃんとあります。それに比べると石原都知事への批判のなさや報道のなさの方が気になります。国歌斉唱起立についても先駆けであり、処分者も大阪よりも東京が多いです。石原知事の暴言じみた物言いももっと問題視されるべきでしょう。でも橋下と比べるとあまりない。本当に独裁している人には、何も触れられないのかと思ってしまうぐらいです。
個人的には番組全体としては東京や関東にとって都合の悪いものを答えさせるクイズの方が少なく、大阪や関西では不名誉と思われる情報を出すのが多いと思います。もし良ければこの点も注視していただければと思います。
何というかテレビでは、東京や関東、石原知事のマイナス面についてはタブー視されていると感じます。東京でも犯罪ワーストのものがあるのですが、なぜか絶対にクイズの答えになりません。報道でもクローズアップされません。ひったくりだと逆です、犯罪はひったくり以外にも他にあるのに。
本当に怖いのは東京への無批判的迎合のように思います。
投稿情報: JJJ | 2012年5 月21日 (月) 23:54