フジ・関西テレビ系列に「ほこ×たて」という、深夜枠からゴールデンになった人気番組があります。
「絶対切れない金属」×「何でも切るカッター」という、「矛盾」対決をコンセプトにして、人気を得ています。
対決のジャンルは色々ありますが、迫力があるのは「切れない」×「切る」、「燃えない」×「燃やす」などという製造業に関する技術を争う対決です。
多くは、地域の中小企業が研鑽を重ねて、特化させた技術を駆使して産まれたものです。
自らの技術に誇りをかけて「たたかう」姿に感動を覚えます。
さて、今夕、鳥取県が中国電力と「安全協定」を結んだとの報道がありました。
この動きは、他県にも広がるとの事です。
しかし、「原発」という、もともと安全でないものと「安全協定」を結ぶことには、根本的な「矛盾」があります。
原子力発電によって排出される核燃料廃棄物の最終処分方法は、現在の人類の技術ではまだ確立されていません。
放射線を出し続ける「廃棄物」をカプセルに入れて地下深く埋める際に、果たして10万年後の人類が「危険」という現在の文字が解読できるかが議論されているほどです。
もともと、「トイレのないマンション」と言われている原発と「安全協定」を結んでも、その「安全」には根本的な「ほこ×たて」が残ります。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。