あす10月1日は「国際高齢者デー」というものらしい。
1990年の国連総会で制定されたそうだ。
さらに、1999年を「高齢者の自立、参加、ケア、自己実現および尊厳の実現の普及促進のために」国際高齢者年と定めた。
日本でも、かなりの予算を使ってシンポジウム、記念行事が開催された。
果たして日本政府の目的はなんだったのか。
「高齢者の自立」の名のもとに、社会保障を「公助」の理念から、「共助」「自助」へと変質をはかる機会としたのだろう。
少なくとも、日本政府の立場は、昨年の国際高齢者デーに寄せた国連事務局長のメッセージ「高齢者が尊厳ある生産的で健康的な生活を営む権利を確保できるよう、各国政府が金融面、法律面および社会面の保護を制度化する機は熟した」との認識からは、ほど遠いところにあるに違いない。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。