某地域の労働組合の学習会に呼ばれ、講演時間の半分を県政問題にあてた。参加は6人とこじんまり。
講演の後の交流では、30代の方が「猪名川に住んでいる。昨年子どもができた。今までは子どもの救急病院は箕面しかなかったが、ようやく伊丹にできた。産婦人科や小児科が切り捨てられようとしている。もっと充実してほしい。救急車のたらい回しもあると聞く。産婦人科も近所にない。保育所には入れない。少子化対策大臣、何やってんだ」と。続いての発言も30代。年収200万円に比べたらましだがと断った後、「子どもは3人ほしいと思ったが将来が不安。10~20年先がわからないので子どもをつくるのが怖い。だから諦めた。保育所に行かせるために妻がパートに出ても赤字。どうしたら変えられるの」。
ベテランがこう発言。「正規と非正規の格差が運動上で足かせになると言うけど、正規もすでに将来不安を抱えている。私は正規だが、もらえる年金は年間110万円。震災で被災したため家を建て75歳までローンが続く。購入時2500万円がいま2000万円に。ローンの方が多いので売ることもできない。首つらなあかんのかと家族と話している。社会の土台が崩れている」。さらにもっとベテランが、「年金受給まであと1年。月20万円もらえるが、震災で家を建てたので2重ローンが80歳まで続く。夫婦とも働かなあかん。先行き考えたら厳しい」。
労働者の将来不安も深刻だ。だからといって「We Love Hyogo」を見るだけ見て、金がないから買わないとは何事か!「労働者は勉強しない」の実態を垣間見た。
おお、熱いですね。
学びが政治を変えることに直結しているとを、繰り返し、繰り返し語ることで、少しずつ全体の理解を深めていく必要があるのでしょうね。
なかなかそういう体験(学びを力に現実をかえる)をもっている人は多くないでしょうから。
投稿情報: walumono | 2008年4 月23日 (水) 12:37