12月22日の学習会報告資料より
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1.2013年になって発生している主な事故
3月18日
トラック上の仮設配電盤にネズミが侵入しショート。大規模な停電で使用済燃料プールなどの冷却機能が停止。復旧まで29時間
4月4日
地下貯水槽から汚染水が漏れ出していたと公表。同様の産廃処分場では水漏れ防水シートが破損するトラブルが続出していた
7月22日(参議院選挙・兵庫県知事選挙等開票日翌日)
汚染された地下水が海に流出していると公表
8月
汚染水タンクの底板のつなぎ目に隙間があり、300トンの汚染水が漏洩。緩んでいるボルトも多数見つかる
9月24日
3号機でクレーンのアームが折れる。原因はブレーキホースのネジの緩み
9月27日
放射性汚染水を浄化する多核種除去装置(アルプス)内に置き忘れたゴムシートが排水口をふさぎ運転が停止
10月1日
移送先を誤って汚染水タンクから水があふれる。1人で作業
10月7日
原子炉への注入ポンプを誤って停止
10月9日
誤って汚染水が流れている配管をはずし、6人が汚染水を浴びて被爆。仮設配管に識別する票がついていなかった
2.内部に詳しい労働者
(1)非常に重要なことは、
汚染水や4号機使用済み燃料の問題ばかりがクローズアップされていて、
他に存在するもっと大きな想像を絶するリスクというものに、
まだ多くの人が気づいていない。
このままずるずるいくと、
日々起きているようなヒューマンエラー、
なんてことがない複数の事故が同時に起きてしまう。
それによって事故当初のような深刻な状況が再度起きていしまう。
(2)競争入札でどんどん安くなり、
優秀な人間がどんどん抜け、
福島第一の中は単価が安いために非常に作業員が集まりづらい状況になっている。
原発労働者の日当 6000円~15000円
除染作業日当(楢葉町など) 15400円
東京での建設作業員募集日当 30000円~35000円
原発事故で避難生活を送る住民、
悲惨な状況下の原発労働者の実態を告発するDVD
「福島原発事故 ~絶望から希望へ~」をぜひご覧ください。
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