2月11日午後9時放送の
NHKスペシャル「魚の町は守れるか」。
被災地の地域経済復興へ苦闘する中小企業と、
地元信用金庫の‘たたかい’を描いて迫力があるものでした。
1年の生産額の半分が失われた気仙沼市。
工場も機械も流された中、何とか再建しようとする事業主。
切実な資金繰りに応えようとする地域に根ざした信用金庫。
地域経済の復興を底辺から支えようとする両者と対照的に、
身勝手な銀行の姿が浮きぼりに。
同時に、日本政策金融金庫や、国の補助事業のあり方にも
問題を投げかけています。
不良債権が60億円にも膨らみ、
自己資本比率が13%から8.5%にもなる中でも、
「地域ブランドは絶対なくすな」と
ふんばる地域信金の姿に好感が持てます。
信金の職員が、銀行の担当者に言った言葉が印象的でした。
「(お宅とうちでは)復興にむけてのスタンスが違う」。
再放送は2月17日午前1時15分からです。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。