今日、2月14日はバレンタインデー。
いつから社会が、この日を特別な日として扱うようになったのだろう。
今日のテレビ欄でも、
「大切な人に顔チョコ」「男女7人チョコ物語」などの活字が躍っている。
百貨店、スーパーなどを含めた市場は相当なものだろう。
今日、もらったチョコ。
確かに社会に根付いているようだ。
ただし、パン類は近くのスーパーで自分が買った週一の3割引もの。
義理チョコ、本命チョコなどの言葉もあるが、
本命チョコが実るには、
社会のハードルはかなり高くなっているのでは。
そう思ったのは、関西大学 森岡孝二教授の次の調査からだった。
今年の春(2010年)、3年生の私のゼミの学生たちに試しに訊いてみました。
「もしデートの約束があったときに残業を命じられたらどうしますか」と。
すると、10数名のゼミ生がみんな、みんなですよ、残業すると答えました。
これは15年前にはなかったことです。
当時は3割の学生が残業を断ってデートすると答えました。
デートを断ってでも残業をするという心構えが就活の前からできていて、
実際にそういう労働者になるというのが今の学生です。
そこには大変厳しいものがあると思います。
(「就活とブラック企業」岩波ブックレット 森岡孝二編)
【続く】
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