7月13日、国民世論に押されて、菅首相は「脱原発依存」発言をしました。
「発言」そのものも、あいまいなものですが、政府内、民主党内からの「夢」「思いつき」などの批判は、支持率低迷にあえぐ民主党が、何としても早期の“菅おろし”ということなのでしょう。
雑誌「経済」8月号で、二宮厚美神戸大学教授が、「菅直人という政治家が、もし仮に後世に語り伝えられることになるとすれば、それは歴代の首相中、もっとも総理大臣の地位にしつこく、しぶとく、図太く執着した人物としてであるに違いない」と述べています。
今回の「脱原発依存」発言が、自らの延命を目的におこなったものだとすれば、今も拡大する原発事故による「人災」でくらし、ふるさとを破壊され続けている人々へのひどい裏切り行為と言わなければなりません。
電力会社の世論操作も明らかになり、多くの国民は脱原発への願いをさらに強くしています。
菅首相は、「脱原発依存」への具体的な計画を明らかにすべきです。
明日7月16日は、1945年にアメリカが世界最初の原子爆弾の実験を行った日です。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。