「八百長」相撲が、世間を揺るがしたのは数ヶ月前。
もともと「八百長」の語源が相撲にあったことで随分話題となった。
相撲界の体質が改善されたかどうか、議論を呼ぶところだが、ともかくあと3日で名古屋場所が始まる。
そんな中、今度は、「やらせ」という言葉が新聞各紙をにぎわせている。
はてさて、「やらせ」を子どもにどう説明するか。
国語辞典では「事前に打ち合わせて、自然な振る舞いらしく行わせること」となっている。
その語源を知りたくて、古い国語辞典を捜したが廃棄したらしい。
古語辞典には、もちろん載っていない。
テレビ時代の産物だろうか。
インターネットなるものには、それらしき解説が書いてある。
だが、待てよ。
先の大戦など、「やらせ」の最たるものではないか。
2,3発の銃声を響かせて、「『支那軍』が攻撃始めたとか」、鉄道を爆破して、「『匪賊』がやった」とか。
前者は「支那事変」、後者は「満州事変」。
真珠湾攻撃だって、その前段のABCD包囲陣だって…。
ITの解説では「やらせを行うことで社会的評価は著しく下がる傾向にある」となっている。
そういえば、九州電力だけでなく、その舞台となった、国=経済産業省主催の「説明会」なるものがあやしい。
「説明会」に招いた県民は、原発推進の経済産業省が選んだ人で、報道されているとはいえ密室会場だ。
密室ほど、「やらせ」にふさわしい場所はない。
心と心を通わす人類の本源を、彼らに取り戻してもらいたい。
雨で見えない天の川の変わりに、放射性物質から土壌を改善する、ひまわりです
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