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紫陽花は、古くからあるにも関わらず、古歌にはあまり詠われていません。
言問わぬ(こととわぬ)
木すら紫陽花
諸弟等が(もろともが)
練の村戸に(ねりのむらとに)
ああむかえりけり
大伴家持
「ものを言わない木にさえも、紫陽花の色のように移ろいやすいものがあります。
ましてや、手管に長けた諸弟の言うことに、私は簡単にだまされてしましました」。
しかし、紫陽花は、梅雨時に、庶民の目を楽しませてきました。
被災地でも、きっと季節を感じさせてくれるでしょう。
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