昨日、今日と電力会社の株主総会が相次いで開かれている。
東京電力の株主総会は、原発撤退の提案を、大企業株主の委任状を力に否決した。
総会議長は東電会長の勝俣恒久氏、元経団連副会長でもある。
その勝俣氏は3月11日、中国にいた。
マスコミOB26人を率いた訪中団の団長として。
参加者は払った7日間の訪中旅行の「参加費」は5万円だったという。
東電はマスコミに気前が良かったと言われている。
これが何を示しているかは、明らかだ。
私が物理学に初めて接したのは中学生時代の1940年。
当時、地球上の“もの”はすべて「元素」からできていて、元素の数は92と教わった。
その年から次々とウランに手を加え、人工的に新元素が生まれ、今は113番まで。
全寮制の山陰の高校で、夏休みのない8月6日広島が、9日に長崎が新型爆弾1発で全滅させられた。
原子力発電も、原理的にはまったく同じもの。
それだけに、ことが起これば「爆弾」に変身するのだ。
国も、電力会社も、自治体も、そんなことには目をつぶり、原発を推進したのか。
ふところが肥えるからか。
イタリアは原発再開を封じた。
ドイツは10年後までに全廃と決めた。
さて、日本は…。
菅政権はどうするの?
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