4月15日朝、長野県浅間民商から支援物資が届いた。
その中にじゃがいもがあったが、何故か同じ箱の中にリンゴが入っていた。
「なぜ?」といぶかると、「リンゴを入れると芽がでてない」とのことだった。
野菜や果物のことをよく知っている農家の人たちの心づかいだ。
大企業が大量の物資を提供したとしても、こうした心づかいができるのは地産地商のネットワークがあるからこそだと思った。
翌16日午前8時、民商三重県連から、車2台と数え切れない支援物資を載せた11トントラックが届いた。
米、だいこん、にんじん、たまねぎなどの野菜、アジ、サンマ、ホッケのひもの、電子レンジ、冷蔵庫、ガスストーブまである。
2台の車は、いまだ三陸自動車道が通じていない、気仙沼本吉民商の役員が早朝現地をバスでたち、宮城県連で支援物資も満載して運転して帰った。
ガスストーブと電子レンジは、宮城県に住まいを移す岩手県大槌町の被災者に使ってもらうことになった。
災対連からの要請に各団体が必要な物資の段取りをつけたものだ。
共同のとりくみの力が発揮された。
三重県連の役員は、「自分も伊勢湾台風で残ったのはカバンだけだった。そこから父親と裸一貫で商売してきた。『伊勢湾台風の時はお世話になったから』と3万円の支援募金を寄せた会員もいる」と言って、帰路についた。
写真はいずれも三重県連からの支援物資
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