宮城県の地方紙「河北新報」の社会面は、「ふんばる」というタイトルで、まさに生きることにふんばっている被災者と、それを支える人を描いている。
4月17日付河北新報は、常勤医が去った中、職員が結束して派遣医師とともに地域医療を支えている、気仙沼市本吉病院の女性看護師長にスポットをあてた。
3月20日、男性院長は部屋に辞職願を置いて姿を消した。
震災から9日間、泊り込みで診療を続けていたが、兵庫県出身で阪神・淡路大震災にも遭った院長は「耐えられなくなったのだろう」。
それでも、院長が姿を消したのは、入院患者全員を岩手県の病院に移してからだった。
44歳、看護師長になって12年のこの女性は、2人いる管理職の1人として、地域住民に「命の拠点」を残すために、病院の将来にも責任を負って、「ふんばっている」。
関西でも被災の現状や人の姿は報道されているが、地元紙はより被災地に寄り添う視点で報道を続けている。
河北新報3/15.19.22.24の朝刊紙面です。
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