民商宮城県連の事務局長が、雑誌「前衛」5月号に掲載している、フォト・ジャーナリスト森住卓氏のレポートを紹介してくれた。
レポート名は「安全神話崩壊の町」。
3月11日、森住氏は沖縄の基地問題の取材から帰ってきたばかりで、原稿執筆に追われていたという。
しかし、大震災発生直後にあらゆる仕事を中断し、12日午前には被災地へ車を走らせていた。
放射能測定器、防護用のマスクも用意して向かったというから、やはり、その道のプロである。
森住氏らは13日、福島県双葉町などで、「測定器」が振り切れる体験を「取材」した後、17日に宮城県気仙沼市へ津波取材に向かった。
「コソボ、イラク、アフガン、レバノンなどの戦場で破壊された町を見てきたが、これほど酷い風景はみたことがなく…」と記している。
世界の紛争地域を取材したフォト・ジャーナリストさえもが、「どう言葉に表せばいいのか」という現実に、私たちはどう立ち向かえばいいのか。
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