4月12日午前に仙台を出発し、宮城県連宣伝カーで石巻民商に支援物資を届けた。
石巻市は、宮城県で一番多くの死者、行方不明を出している。
三陸自動車道の石巻河南インターを出るとすぐに、イオンの大型SCがあり、ニトリ、イトーヨーカドーなどの大型店が並んでいる。
大型店の出店で、地元の商店街がさびれていったのは、全国各地と共通する現実だ。
古くからある商店街は、震災前からシャッター通りとなっていたようだが、今回の被害がそれに追い打ちをかけた。
延々とがれきの山がつながっている
門脇町は地震、津波の上に、流れてきた油で大火災が発生し、焼け野原となっている
奥の建物は門脇小学校
魚町は多くの水産加工の工場があった。鯨の缶詰の「オブジェ」も横倒しに
地域の再建が果たしてできるのか、という思いもよぎる。
しかし、そこにも、地域の再建のために力を尽くしている、住民、仲間がいる。
事務所の1階が津波の被害(約150センチ)に会い、会員・家族の死亡・行方不明が50人以上にのぼる石巻民商では、会員の安否確認、相談活動を行いながら、全国から寄せられた支援物資を「足」を奪われた中で被災者・被災会員に届けている。
震災から1ヵ月後の4月11日発行の「石巻民商速報」の見出しは、「『負けるな』の想い込めて、全国からの熱い支援物資続々!-悲しみ、苦しみ、噛みしめながらも前を向いて一歩ずつ!絶対負けない!」とある。
事務所には、外に向けて「業者の力で石巻を必ず復興させよう!」の横断幕が張られている。
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