東電福島第1原発では、1号機の水素爆発に始まり、4号機まで事故を起こしている。
地震、津波で、冷却操作がうまく作動しなくなっているのは、程度の違いはあっても、どの炉でも同じになった。
せめて、1号機に海水を入れると判断した時、なぜ2~4号機にも海水を入れる決断をしなかったのか。
事態が深刻化してから、3号機、2号機と、結局海水を入れることになったしまっている。
状態が悪化してからだから、なかなか海水も入りにくくなっているようだ。
海水注入をためらうのは、原子炉が使いものにならなくなることを恐れてのことに他ならない。
これでは、周辺住民より、炉を守ることを優先していると、批判されても仕方がないと思う。
しかし、この4日間、どのTV局のキャスターも、そのことに触れないのが不思議だ。
また、この間、第2原発について触れられていない。
同じようなことが起こってくるのではないか。
それならば、すぐにでも海水を注入するべきであろう。
危惧される。
* * * *
13日夜、このブログで、安斎育郎立命大名誉教授のコメントを紹介した(13日付神戸新聞)。
「国に求めなけらばいけないのは、
『隠さない』
『うそをつかない』
『過小評価しない』ということ」
改めて、そのことを国と東京電力に強く求めたい。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。