兵庫県の平和委員会、安保実行委員会、原水協は25日、県庁を訪れ、海上自衛艦が香美町柴山港に寄港し、一般公開する計画を兵庫県が容認したことに抗議し、中止を求めました。
自衛艦は、海上自衛隊支援艦「ひうち」で、2月26日、27日の計画です。
小学生向けにミニ制服が用意され、記念撮影する企画も計画されています。
柴山港は、天然の良港として知られ、松葉ガニ漁をなど、県の重要な水産基地です。
また、昨年10月に国際ジオパークに認定された、山陰海岸国立公園内に位置し、多くの観光客が訪れる観光拠点ともなっています。
3団体の代表者らは、兵庫県に対し、「自衛艦の軍事利用は、柴山港の平和な発展、地域の進行を妨げることになる」、「日本海は、アメリカ第7艦隊の空母も参加した日米合同演習が展開されるなど、軍事的緊張感が高まっており、米軍や自衛隊の民間港利用は許せない」、「一般公開を目的とした寄港は、住民に軍事力に慣らさせるものであり、県民の平和や安全を守る責務を持つ兵庫県として認めるべきではない」と抗議し、港湾管理者である兵庫県知事の責任を問いました。
日本海を重要な県土としている兵庫県は、「平和な日本海」づくりに大きな責任を持っています。危険な日本海は県民の安全を侵し、不安を拡大します。だから、兵庫県が非核・平和宣言をして、自らの立場を明確にし、平和の日本海、平和のアジアづくりを県政の重要な柱にすえることを求めたいですね。
投稿情報: ピースマーケット | 2011年3 月 2日 (水) 19:27