憲法25条は、その1項で「国民の健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」としています。
そして、その生活を営むためにも、場所を自由に移動できる権利も含まれていなければなりませんが…。
先日、仕事で、天橋立方面に行く機会がありました。
交通手段として車と公共交通を比べた時、車を利用しない者にとって、要する時間はともかく、要する費用は上記の「権利」に抵触するほどの格差が生じています。
国鉄民営化が問題になった頃に、「公共交通権」という考え方を学んだことがあります。
しかし、JRの採算主義による廃線ラッシュと高速道路網の「発達」によって、地方の公共交通は寸断・差別化される一方です。
大都市の私鉄は、最近になって車より鉄道は「エコ」とキャンペーンしていますが、市民生活や環境にとって、本当の「エコ」とは何なのか、誰が本当に社会的責任を負うべきなのか、考えることが大切です。
どちらも、家の近くの風景です
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