3月27日(金)夜7時から、新長田で小林多喜二原作の映画「蟹工船」の上映と講演の集いがありました。
参加者は、若い主催者たちの予想をこえる300人以上。立ち見の方が、たくさん出ました。
過酷な搾取に耐えた労働者たちが、一斉に立ち上がる映像に、誰もが身を乗り出します。
闘う人々の勇気ある姿が、いかに強く求められているかがわかります。
そして、もう一度、参加者たちが身を乗り出したのは、講演で、日本トムソン姫路工場での労働者たちの闘いと、郵産労の第1回ストライキが紹介されたときでした。
逆に、怒りがわき上がったのは、兵庫県が2億円の税金を大企業の雇用助成として渡しながら、その雇用実態の追跡調査もしていないという話に対してです。
多喜二は「蟹工船」を書いた後に、繰り返しの闘いのなかで個人や組織、社会そのものが成長していく長編小説を構想していました。
その長編の直接の題材となる、すばらしい兵庫県民の闘いを、天国の多喜二に見せてやりたいものです。
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