3/19夜7時半からNHKは、地球温暖化防止に挑戦するオバマのグリーンニューディール政策を特集した。世界で進む実態の解説は寺島実郎氏と飯田哲也氏。
「環境優先は経済成長を損ねる」万能だった時代が急激に大変革、『グリーン・ニューディール』は21世紀の産業革命になるかも。500万人雇用と15兆円の市場としてロス、カリフォルニア、オレゴン、テキサスから実例がふんだんに出る。全米50万人のワーキングプアの若者たちが「エコ産業を増やせ」のデモ。実際にオレゴンの太陽光部品工場の活況はすごく、リストラされた労働者に太陽電池を取り付ける作業の研修をさせ、全て採用し市の失業者ゼロ。カリフォルニアのシュワルツネッガーは「電力の20%を自然エネにせよ」と宣言。怒った企業側に対し家庭の声を動員。大討論で太陽光取り付け家庭に2700億円助成、電気代無料となった人に語らせる。テキサスの広大な綿花畑に林立する風力発電のすごさ!! 年間500万円収入となった綿花農民が「子どもが増えて天国となった」話を語る。
一番すごかったのは、オバマ大統領の「スマート・グリッド」の演説。つまり、「各家庭や風力・太陽光を送配電線でつなぎ、分散型エネの大国になろう」と。すでに各電力会社は「スマートメーター」を各戸にとりつけ、GEとグーグルがその市場に参入している姿を伝えている。
・・・このあと日本の経産省が登場、「それは費用対効果の問題です」と言わせながら、公明党出身の環境大臣のお粗末な発言を出す。飯田哲也氏は、風力とか太陽光などのエコ産業は25兆円くらいの設備投資でおよそ58~64兆円の成長が期待されるとしながら、「靴の前の石ころにつまづいて(石ころをけちらかすだけ)しか出来ない自民政治」を批判していた。
兵庫県政は、CO2を7000万トン排出している兵庫県の大企業(関西電力、神戸製鋼、新日鐵などの発電所)に何一つ責任を追求することがない、全国でも珍しい県政だ。
私たちの子や孫がくらすための、すばらしい兵庫のふるさとをつくるためにがんばらねば・・・・
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