市政や町政は身近で1階、県政は遠く2階と言われていますが、実態は市政、町政、県政は全く同じで、そこでの動向がストレートに私たちの日常生活と深く結びついています。
しかし、県政の動きはときたま新聞やテレビで大きな動きを知る程度で、いざ自分に直接関係して初めて驚くケースがほとんどです。
予算など数字が新聞報道されても、金額が日常生活と桁が違い、今ひとつ関心が向かないのが実態ではないでしょうか。
この問題をわかりやすく、大変読みやすく解説されているのが、「ウイー・ラブ・兵庫」に掲載されてる石川康宏先生(神戸女学院大学教授)の「憲法を設計図に、兵庫県政の転換を」の論文です。
私たちが日常、県政に無関心で過ごしている中で、どのように歪められてきているか、どのように進められようとしているか、税金がどのように使われているのか、各種データーから他府県との比較や、色々な分野の実態にも触れながら解明されています。
随所に憲法や地方自治法や、地方自治の灯台と言われた京都の蜷川知事、兵庫県南光町の山田兼三町長の「憲法を暮らしにいかす」地方自治のあり方や、優れた施策なども紹介されています。
教育、医療、中小企業、労働など各分野から県政との関わりも報告されており、兵庫県政を身近なものとしてとらえ、住民本位の兵庫県政実現へ・・・・・
まず知ることが大切であり、兵庫県政を知る絶好の入門の書と言えます。
この本の普及とともに、願わくば、この本をもとに映像化(CD)され、多くに人々に知る機会が増えたらと思いました。(費用の問題はわかりませんが・・・) 岩田伸彦
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