「自然エネルギーが生み出す地域の雇用」-16日神戸市内で開催された大友詔雄さんの講演から。
神戸・市民要求実現する会の連続講座です。
《講演で印象に残った点》
「ヨーロッパの脱原発は40年の歴史がある。スウェーデンは原子力とソーラーを比較。国民投票で自然エネルギーを選択したが技術的な未成熟があり、脱原発とキッバリとはいかない苦労があったが、いまでは解決できる」
「太陽光エネルギーは十分に電気がまかなえる。ヨーロッパと必要パネル面積を重ねてみればわかる」
「洋上風車、上空の風も有効。原発一基の1・5倍もの発電能力の風力発電方法の研究が進んでいる」
「球状型太陽光発電に太陽熱発電も。アジアでもこれができれば原子力発電はつくらなくていい」
「小水力発電はたいへん魅力的。上下水道の発電も。けっこう色々ある」
「電力貯蔵、余剰電力の物質化。メタンガス。アウディが研究をすすめている」
「エネルギーの節約について。家の断熱の新技術、断熱で一度節約で原発1基分。城南信金を例に節電はけっこう簡単にできる」
「エネルギーの効率的利用について。元もと大規模発電は非効率」
「スマートグリットの話です。アメリカのコンピュータの誤動作が契機で先んじて進んでいる」
「バイオマスで地域が豊かになる。ドイツがすごい。本来、日本みたいに密室している所ほど有効」
「地域資源活用のエネルギーはお金が地域に循環する。企業も雇用も生まれいる。ヨーロッパでは当たり前なのに何故、日本で実現しないのか?北海道での試みの例が紹介された」
「自然エネルギーでドイツ並みの取組みをすれば50万人の雇用が生まれる。全電力会社の4倍に匹敵する」
「神戸のような都市でも電力の自給自足は可能。しかし、まだ大都市で検討されたところはない」
「私たちは何をすべきか。社会の悪いところを一つ一つ改善する、より安全な技術を作り出していくことが必要」
コメント
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