2月29日夜、兵庫労連と自由法曹団による
比例定数削減問題についての学習会が開かれました。
講師は、民主党・小沢問題でたびたびマスコミにも登場している、
神戸学院大学法科大学院の上脇博之教授です。
講演テーマは「何を招く?比例定数削減 ‐野田政権の本当のねらいは?‐」。
重たいテーマを、豊富な資料と親父ギャグを交えながら、90分間話されました。
小選挙区制の弊害、定数削減や新たな選挙制度によるシミュレーションなどなど。
(印象に残った視点①)
選挙制度と投票率の問題は余り取り上げられない視点です。
中選挙区時代(1980年~93年)の5回の平均投票率は、70.9%。
小選挙区時代(1996年~2009年)の5回の平均投票率は、63.76%。
上脇教授は、
「選挙制度だけで説明できないところもありますが、
投票率の低下は選択肢のない選挙にしてしまっている
選挙制度そのものに問題がある」と指摘。
(印象に残った視点②)
憲法が要請している選挙制度のあり方の視点も、印象に残りました。
「民主主義とは本来、直接民主制のこと。
議会主義が民主主義と結びつき、議会制民主主義になるためには、
議会(国会)を“国民〈投票者)”の“縮図”にしなければならない!
少数意見も正確・公正に反映すべき」
著書を何冊か持って来られていましたので、紹介します。
兵庫労連と自由法曹団兵庫県支部は、
昨年10月から毎月、比例定数削減問題の宣伝を続けています。
この日の学習会も、宣伝行動の後に取り組まれたもの。
次回の宣伝行動は、3月23日(金)午後6時~7時、元町大丸前です。
他の団体、個人の方もぜひご参加ください。
ポケットティッシュといっしょに配ったリーフレット(A4 4つ折り)
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。