関西朝の人気番組「おはよう朝日です」のキャスターを務める、浦川アナウンサーが消費税増税を事実上推進する立場でのコメントを続けています。
先月、私はABCに次のメールを送りました。
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4月19日朝の番組中に、浦川アナは民主党政権の復興財源に関して、
「法人税減税をしないと増税と同じことになる、減税しないと企業が海外に出て行くので困る。消費税増税がいいですね。平等ですから」という趣旨のコメントをしました。
消費税の増税分は被災者には還付されるということですが、被災者以外にも生活保護家庭や、食費を削りに削って病気になっても医療費がないため病院に行けず手遅れになっている人も少なくありません。
そんな方々も消費税は同じように負担することになります。
消費税が平等というなら、命の平等についてもコメントしていただきたい。
いろいろ意見のある問題について、言い切ってしまうのは局アナとしてはどうかと思いました。
ABC朝日放送の考えということですか?
また、報道の公平性について、どうお考えなのでしょうか?
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先週5月19日も、政府の消費税増税方針を紹介する中で、事実上推進する立場でコメントしています。
岩手県知事をはじめ被災地の多くの首長は、増税は被災者の暮らしの再建やまちの再建に悪影響を及ぼすとの立場で反対されています。
被災者への還付についても、物理的に不可能との専門家は指摘しています。
とりわけ災害弱者ととっては、命を縮めることにつながります。
1995年の阪神・淡路大震災2年後の、1997年消費税5%増税など9兆円負担増は、立ち直りかけた被災者・被災地に大きな影響を与えました。
ゆるさが人気の朝番組だけに、大変残念に思います。
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