5日(土)午前、県原水協のNPT再検討会議兵庫県代表団の報告会が開かれ、日本原水協の土田弥生事務局次長が「核兵器のない世界へ‐次のステップ」と題して、記念講演されました。
以下、報告の中心点です。
○NPT再検討会議で問われたこと
核兵器のない世界を共通の目標として認識し、それを達成する具体的プロセスで合意し、足を踏み出せるかどうか‐「オバマさん、行動で示して下さい」
○核兵器全面禁止の声の新たな広がり
・世界の3分の2の国が加盟する非同盟諸国の大胆な提案
「核兵器禁止条約締結を中心として、2025年までに核兵器廃絶へのロードマップ」
・第1主要委員会のまとめ原案
「2011年までに核廃絶を加速する協議を開く。2014年までに核兵器廃絶の行程表を検討する国際会議を開く」
○被爆国政府として具体的なイニシアチブを発揮できない日本政府
・アメリカの「核抑止」への依存が、核兵器廃絶をめぐる日本の外交を無力にしている
○「最終文書」をどう読むか‐核兵器4カ国(米、英、露、仏)の抵抗の中でも大きな前進
・核抑止力に固執した核兵器4カ国によって、期限を切った交渉の開始、国際会議の開催は最終文書からは抜け落ちた。
・しかし、核兵器の廃絶は「合意された法的枠組みの中で追求すべき」であり、「多数の締結国が、そこには具体的な期限も含めるべきと主張した」と明記された。
○ニューヨーク行動以降の世界的な運動の結集点‐2010年世界大会の成功を
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