公聴会では、田中代表幹事も発言を行い、税制に関する発言では会場から拍手がおきました。
(田中さんの発言)
男女平等は、社会の進歩をたしかなものにする上で、大変重要な問題ですが、この計画は抽象的な文言が多く、具体的に推進する立場が弱いと思います。
女性の管理職の登用について、「2020年に30%」をめざすとしていますが、平等というなら50:50です。国連の女性差別撤廃委員会は「女性の地位向上を図るための暫定的措置」を含めて、提起しています。政府、自治体などですぐに実施すべきです。
「社会制度・慣行の見直し」では、配偶者控除の見直しが取り上げられていますが、税制で大切なのは生活権、生存権を保障するための「生活費に税金をかけない」という原則に立って検討すべきものです。
そういう観点を持たずに、配偶者控除が女性の働き方を左右し、社会進出を阻んでいる原因だと言うのは、不見識というべきでしょう。税制の問題に関して言えば、中小業者の女性従業者、家族の働き分が認められていないことも、解決されなければならないと考えます。
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