井戸知事の「後援会」は、「新生兵庫をつくる会」である。
井戸氏のオフィシャルサイトから書き抜いておくと、後援会の「会則(抜粋)」には、次のような文章がある。
・ 「新生兵庫をつくる会」は21世紀の新しい社会を実現するための活動を行うとともに、会員相互の親睦と研鑽を深めることを目的としています。
・ 会の目的を達成するため、心豊かで美しい兵庫を作ろうとする井戸敏三の政治活動を積極的に支援し、井戸敏三とともにその実現につとめます。
当たり前のことだが、この後援会は、井戸氏の「政治活動を積極的に支援」することを目的としている。
だが、この会の役員をつとめているのは、一体どのような人たちだろう。
「新生兵庫ニュース」第8号(08年11月)に掲載された役員リストによると、会長は瀧川博司氏である。
兵庫トヨタ自動車の会長であり、神戸商工会議所の副会頭をつとめた人である。
また特別顧問の1人である水越浩士氏は、神戸製鋼所の会長であり、神戸商工会議所の会頭である。
さて、このような人々を幹部とする後援会の「支援」を受けながら、雇用であれ、環境であれ、県下の大企業の社会的責任を問うことは、果たした可能なことだろうか。
それができないことは、井戸氏の行動がすでに実証してきたことである。
県民のくらしと命を第一に、大企業にはっきり「ものの言える」知事が必要である。
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