3月4日にお知らせしたとおり、全国商工新聞3月17日付に書評が出ました。(以下 その全文)
We Love Hyogo -憲法どおりの兵庫をつくろう- 憲法が輝く兵庫県政をつくる会 編
兵庫県では、「憲法が輝く兵庫県政をつくる会」(略称:憲法県政の会- ひょうご)が、2009年の知事選挙をめざして運動を始めている。
本書は、その県政の会が編集した学習用テキスト。日本国憲法に照らした地方自治の現状とあり方、運動の方向までも明快に示す内容であり、その分析と政策方向は、住民が主人公の地方政治を確立する運動一般に対しても大いに参考になる。
県政の会の代表幹事の一人でもある石川康宏神戸女学院大学教授の巻頭論文「憲法を設計図に、兵庫県政の転換を」では、現県政を実態と統計に基づいて批判するだけでなく、憲法をくらしの中に生かすことの意味も、蜷川虎三元京都府知事の言葉も引用しながら分かりやすく解説されている。
また元南光町長の山田兼三氏による「町長から見た兵庫県政」、元県職員の増田紘氏の「これまでの兵庫県政とその問題点」、県原水協の梶本修史氏の「平和を発信する兵庫県政に」など、運動への新たな視点を与えている。
また各分野16人が「ここがおかしい兵庫の政治」のテーマで、たたかいを報告しているのも参考になる。
書名に現れているとおり、運動の原点は自らの生活の基盤である地元を愛することであるという姿勢が、この書籍に輝きを与えている。
(日本機関紙出版発行、問い合わせは憲法県政の会ひょうご=☎078・335・3802、700円)
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