憲法改悪ストップ兵庫県共同センターの最新ニュースが、
「大橋巨泉さん、大新聞に苦言 『憲法9条反対の声を無視するな』」と、
週刊現代の大橋巨泉さんの記事を紹介しています。
週刊現代5/11号「連載・今週の遺言214回」で大橋さんは、
畏友の永六輔さんと長年土曜朝のラジオ番組を続けて来た経過を述べた後、
そのために浅草で宿泊した時のことを次のように書いています。
* * *
・・朝食後ネットで東京新聞のサイトを開いた、トップに飛び込んで来た文字は
「高校生、6割が9条に反対!」であった。
直ぐにクリックして開いた。
それは、日本高等学校教職員組合の憲法意識調査の結果であった。
これは昨年11月に、28都道府県と4政令都市の144校、
1万2480人高校生を対象に実施されたものである。
”憲法9条を変えない方が良い”と答えた高校生は63%で08年調査より2.1%増えた。
”変える方がよい”はわずか14.4%だったという。
・・中略・・ボクは感動して、TBSへ入り永ちゃんらと約20分この話をした。
「ゲームとサッカーばかりしている」と馬鹿にしていた高校生にあやまらなければならない。
君たちはちゃんと見ているのだね。
その視点とは「もし憲法9条のタガがはずされて戦争になったら、
銃をもって戦うのはボクたちだ」というものに違いない。
曰く戦争とは「爺さんが始めて、おっさんが命令し、若者たちが死んでゆくもの」。
現在に例えれば「爺さん」は石原維新の会共同代表、
「おっさん」は当然、”国防軍”を口にする安倍首相である。
実際に死んでゆくのは若者なのだ。
・・中略・・もっと怖ろしいのはこれだけ重要な調査結果を報じたのは東京新聞だけだったことである。
それどころか朝日はこの結果を無視し、
「自衛隊は憲法違反ではない」と答える高校生が急増という視点の記事にしていた。
(大新聞は)いつから体制のイヌに成り下がったのか。嗚呼。
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