「憲法県政の会」は、このほど、11月6日の臨時総会の内容を全県に広めようと、県下3ヵ所で報告会を開きました。
報告会では、福祉、教育、くらしなどの様々な願いが発言されました。
○尼崎の会
・県立の塚口と尼崎病院の統合問題では、より充実した病院とすること、跡地への病院の誘致などを求めて運動をつづけている。
・パナソニックの工場閉鎖をはじめ、森永、関西ペイントの移転など、尼崎市の産業を疲弊させ、市のカタチをかえてしまいかねない、大企業の撤退問題へのとりくみが重要になっている。
○丹波の会
・同和行政では、篠山市が人権条例の制定をねらっており、反対運動にとりくんでいる。
・TPP反対では11月に集会を開き110人が参加した。
・県立柏原高等看護学校が今年で募集をやめ、2014年に廃校しようとしている。定員40人に200人が受験している。県は、卒業しても柏原に残る人が少ないからと廃止しようとしている。
・県は、県立柏原病院、赤十字病院など裏で統合しようとねらっている。いまでも脳梗塞は西脇や福知山に行かなければならないのに。
・丹波、篠山は、福井原発から50キロ圏内だが、事故による一時停止もふくめて、原発にかかわる肝心の情報が市に提供されない。
・高校学区統合では、丹波から尼崎までがひとつの校区となる。
○伊丹の会
・介護保険料が全国的にも大幅引き上げとなり、大問題となっている。県の基金のとりくずしについて県の態度がはっきりせず、保険料の算定ができずに困っている。
・県立武庫之荘高校跡地に3部制高校がつくられるのに伴い、川西、宝塚、伊丹の定時制高校が廃止となるが、3年間の移行措置のために3000万円もかけて改修する。廃止させずに継続させていきたい。
○西宮の会
・南部は灘五郷の酒造会社がもっていた土地を売ったり、貸したりして、大型店が山ほどできたため、阪神沿線の個人商店は、ほとんどなくなってしまった。阪急西宮ガーデンズ、甲子園ららぽーとなどもできたが、入っている店舗は、ほとんどが当初からの総入れ替えとなっている。
○揖竜の会
・西はりまテクノポリスは、広大な土地があまっているから、特別支援学校など施設をもっていっているが、住民とかけはなれたところに、そういう施設をもっていくのがいいのか。広域ごみ焼却炉もつくる。宍粟市のごみを大型ダンプに乗せかえて、運ぶ。むちゃくちゃな計画だ。莫大は財政負担にもなる。
・宍粟市は合併してできたが、波賀町などでは生活できなくなってきている。お年寄りが、宍粟市の中心となった山崎町にワンルームを借りて、住んでいるようだ。合併でいいことは、何もなかった。
・子育て支援を充実した相生市には、全国から見学が来ているようだが、太子町でも、子どもの医療費無料化の拡大は、あともう一歩だったが、反対して、実現していない。
○相生の会
・中小業者は、仕事がなく、ぎりぎりで生活している。兵庫県に、住宅リフォーム助成を要求したが、まともに答えない。トップを変えていかないと痛感した。
・西播磨テクノポリスに県の施設が集中している。リハビリセンター、がん治療施設。全国から患者もきているが、相生からはバスで2000円かかる。雪が降れば、スノータイヤがなければ行けない。もともと東急不動産から県が買い上げた。東急不動産の後始末をおしつけた土地だ。
○加古川の会
・住宅リフォーム助成は、明石、加古川などでも実施された。すそのが大変広く、経済効果が大きい。秋田県は20億円の予算を組んで実施した。パナソニックに218億円も補助して、どぶにすてるようなことではなく、兵庫県がリフォーム助成を実施してほしい。
・職人さんの賃金は11年間、ずっと下がっている。公契約条例を制定してほしい。
・加古川市では、2つの市民病院を守る運動をしている。先日1万人余の署名を提出した。統合してつくろうとしる病院は、高度医療がメイン。建設費は市民が負担するのに、その市民が病気になってかかれない病院でいいのか。
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