大きな被害をもたらした台風が関西を去り、残暑がぶり返したばかりだというのに、もう来年の手帳が売られている。
そんな中、民主党新内閣の顔ぶれが決まった。
鳩山、菅、野田と1年交代の首相だが、果たして次の13年の手帳を街で見かけるまで、この内閣は残っているだろうか。
就任早々、不協和音さえ聞こえてくる。
出自が寄り合い所帯の政党だから、不協和音がどんなに鳴っても気にすることはないが、われらのくらしを圧迫することで一致するのは困る。
「税と社会保障一体『改革』」なるもので、子育て・医療・保険・年金・税と庶民いじめのオンパレードだ。
作家・筒井康隆は『現代語裏辞典』で、「『予算』=奪い合うくせに、使い切るのに苦労している」と揶揄したが、
民主党の2年間は、「『マニフェスト』=選挙では配るのに必死だが、政権につき撤回するのにやっきになっている」状態である。
政治とは、国民から預かった税金を、くらし・社会保障・教育などの施策で還元すること。
「民主」の語が泣いている。
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