いま、民主党政権のもとで「後期高齢者医療制度の廃止」の公約違反だけにとどまらず、さらに差別医療を拡大する、65歳からの新しい高齢者医療制度をつくる動きが進められています。
15日には、兵庫県社会保障推進協議会発行の「2010後期高齢者医療・国保ハンドブック」をテキストに、共同の学習会が開かれました。
ハンドブックで紹介されている、東京都日の出町の「高齢者医療費無料化の取り組み」です。
* * *
日本にもあった!!
~医療費無料化で安心ひろがる日の出町~
人口1万6000人の日の出町(東京都)では、2009年4月から75歳以上高齢者の医療費は無料になりました。
対象者は1830人、一般会計の約1%の7500万円が予算化されています。
現行制度は75歳以上の高齢者が医療機関窓口で一旦医療費を支払った後、翌月には自己負担が年金口座に振り込まれます。
これは天引きばかりが増える高齢者にはうれしいこと。
医療費無料化は、高齢者の生活不安を取り除く大きな効果になっています。
年々人口が減少していた日の出町では、この報道をうけて「こういう制度をつくる町はきっと他の施策も充実しているはず」という人もいて、人口が少しずつ増えています。
事実、日の出町では75歳以上からの人間ドック無料化、健康教室、保険師などによる健康・栄養相談、介護予防教室、高齢者外出支援バスなどの運行など、高齢者に優しい街づくりが進められています。
* * *
ハンドブックでは、国庫支出金削減の実態、国保「広域化」の問題点など運動に役立つ資料も豊富です。
コメント
コメントフィードを購読すればディスカッションを追いかけることができます。